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日本農業史学会

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研究報告会

    March 2024: 日本農業史学会2024年研究報告会および総会についての報告

  2024年の研究報告会および総会が、2024年3月29日(金)に東北大学青葉山キャンパスにて対面(シンポジウムはオンライン併用)にて開催されました。

Ⅰ 研究報告会

 研究報告会は、のべ60名(出席57名、オンライン3名)の参加をえておこなわれました。報告者と報告テーマは、次のとおりです(敬称略)。

1.個別報告(9:00~12:25)
【第1会場】
  • 第1報告:渡部 昌平(京都大学大学院)「近世における農書の同時代的な位置付け―『会津農書』を例に―」
  • 第2報告:塙 靖幸(政策研究大学院大学)「農政当局の第一次大戦へのまなざし―農商務省臨時産業調査局及び臨時国民経済調査会に着目して―」
  • 第3報告:藤田 葵(京都大学大学院)「日高国浦河郡・赤心社の設立当初の事業活動(1880~1895年)―開拓初期の北海道における農業会社の役割―」
  • 第4報告:玉 真之介(帝京大学)「社寺教会有地の農地改革―なぜ農林省は方針を一転させたのか―」
  • 第5報告:阿部 希望(宮城大学)「近代における稲種産業の展開と構造―富山県砺波市を事例に―」   
【第2会場】
  • 第1報告:畑岡 孝哉(京都大学大学院)「A.D.テーアの農場経営における問題関心と実態―『私のメークリン農場史』を中心に―」
  • 第2報告:戸田駿太郎(セイミヤ株式会社)「たばこ製品から見る1930年代のドイツ」
  • 第3報告:ペ ジヨン(京都大学大学院)「江戸時代における民衆の「天ぷら」受容に関する江戸・上方間の地域的差異」
2.シンポジウム(13:30~17:15)

シンポジウム・テーマ:戦後日本農業・農村における技術革新の歴史的経験―人びとはテクノロジーに何を託したのか―

・司会:藤原 辰史(京都大学)
・趣旨説明:板垣 貴志(島根大学)

  • 第1報告:芦田 裕介(神奈川大学)「戦後日本の稲作における農民的機械化の成立」
  • 第2報告:岩島 史(京都大学)「戦後農村における家庭電化という経験」
  • 第3報告:板垣 貴志(島根大学)「戦後の和牛改良と家畜人工授精―使役牛から肉牛へ―」
  • コメント1:瀬戸口 明久(京都大学)
  • コメント2:友松 夕香(法政大学)
  • 質疑応答

Ⅱ 総会

・最初に白木沢旭児会長の挨拶がありました。
1.会務報告
①伊藤淳史編集担当理事より、『農業史研究』第58号が刊行されたこと、同第57号のJ-Stageへの登載が完了したこと、およびEBSCOhost登載について報告がなされました。
②小濱武組織・会計担当理事より、本学会の会員数について、2024年3月現在188 名(正会員 139 名、学生会員 49 名)であるという報告がなされました。

2.会計報告・会計監査報告
①2023年度日本農業史学会会計報告および2023年度日本農業史学会賞経理報告
 小濱理事より会計報告および学会賞経理報告が、大栗行昭監事より同会計監査・経理監査報告がなされ、総会での承認を得ました。
②小濱理事より2024年度の学会予算について説明と提案がなされ、総会での承認を得ました。

3.日本農業史学会賞
 玉真之介学会賞担当理事より、2023年度の学会賞について、本年度は応募・推薦がなかったこと、また、2024 年3 月18 日開催の理事会決定により、奨励賞が加藤はるか「中世後期イングランド湖水地方の村落景観と移牧―トラウトベック村を例に―」『農業史研究』57号(2023年)に授与されたこと、およびその選考理由に関する報告がありました。

4.2025年研究報告会・シンポジウムについて
 藤原辰史企画担当理事より、来年度のシンポジウムはジェンダーをテーマとして準備を進めることが報告されました。あわせてオルガナイザーの岩島史会員から趣旨説明がありました。

5.長期滞納者への対応について
 足立芳宏事務局長より、退会の意思を示さないまま会費を長期滞納した会員に対する退会規定を設ける趣旨から、学会規約第6条に第2項を設ける改正が提案され、承認されました。(学会規約)

6.その他
1)白木沢会長より、農業経済学関連学会協議会について報告がありました。
2)阿部英樹編集委員長より、農業経済学関連学会編集委員長会議について報告がありました。
3)白木沢会長より、来年度の研究報告会は2025年3月に日本大学生物資源科学部を会場として開催予定であることが報告されました。


過去の研究報告会

           
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