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日本農業史学会

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研究報告会

    March 2025: 日本農業史学会2025年研究報告会および総会についての報告

  2025年の研究報告会および総会が、2025年3月28日(金)に日本大学湘南キャンパスにて対面(シンポジウムはオンライン併用)にて開催されました。

Ⅰ 研究報告会

 研究報告会は、のべ約60名(出席45名、オンライン約15名)の参加をえておこなわれました。報告者と報告テーマは、次のとおりです(敬称略)。

1.個別報告(9:00~12:25)
  • 第1報告:玉 真之介 (帝京大学)「冷戦下、地主運動の統一・隆盛・分裂・再統一:1955~1957年」
  • 第2報告:畑岡 孝哉(京都大学大学院)「A.D.テーアの農業実践におけるツェレ農場:メークリン農場との比較より」
  • 第3報告:渡部 昌平(京都大学大学院)「写本『会津農書 全』の分析と他写本との比較」
  • 第4報告:清代 ひとみ(東京農工大学大学院)「戦後日本における葉たばこ栽培の変遷と衰退―神奈川県秦野市を事例として―」
2.シンポジウム(13:30~17:15)

テーマ:農業生産のジェンダー史

・司会:藤原 辰史(京都大学)
・趣旨説明:岩島 史(京都大学)

  • 第1報告:小谷 稔(日本学術振興会・東京大学)「植民地朝鮮の農業教育現場から見た「農村男子青年」のゆくえ ―1930年代末、2冊の学生日記とその周辺から―」
  • 第2報告:五十嵐 英梨香(一橋大学)「戦没者世帯における農家経営:農地改革と小作地引き上げ」
  • 第3報告:飯田 悠哉(愛媛大学)「標高1300mの労働争議:戦後高冷地季節雇の抵抗とジェンダー化」
  • コメント1:都留 俊太郎(中央研究院台湾史研究所)
  • コメント2:小島 庸平(東京大学)
  • 質疑応答

Ⅱ 総会

・最初に白木沢旭児会長の挨拶がありました。

1.会務報告
①伊藤淳史編集担当理事より、『農業史研究』第59号が刊行されたこと、同第58号のJ-Stageへの登載が完了したこと、同第58号のEBSCOhostへの登載予定、および2024年度の編集委員会体制について報告がありました。
②小濱武組織・会計担当理事より、本学会の会員数について、2025年3月現在201名(正会員167名、学生会員34名)であるという報告がありました。

2.会計報告・会計監査報告
①2024年度日本農業史学会会計報告および2024年度日本農業史学会賞経理報告
 小濱理事より会計報告および学会賞経理報告が、大栗行昭監事より同会計監査・経理監査報告があり、総会での承認を得ました。
②小濱理事より2025年度の学会予算について説明と提案があり、総会での承認を得ました。

3.日本農業史学会賞
 玉真之介学会賞選考委員長より、2024年度の学会賞について、本年度は応募・推薦がなかったこと、また、2025 年3 月14 日開催の理事会決定により、奨励賞が御手洗悠紀「健康不安と有機農業―20世紀初頭イギリスにおける代替医療運動の食と農―」『西洋史学』276号(2023年)に授与されたこと、およびその選考理由に関する報告がありました。

4.新理事・監事の承認について
 白木沢会長より、次期の理事および監事の候補者について提案と説明があり、総会での承認を得ました。
【理事】 阿部希望、阿部英樹、池本裕行、板垣貴志、伊丹一浩、伊藤淳史、植田展大、大瀧真俊、小濱 武、齋藤邦明、坂井教郎、坂口正彦、庄司俊作、棚井 仁、徳山倫子、野間万里子、芳賀和樹、 平下義記、藤原辰史、安岡健一、湯澤規子(五十音順)
【監事】足立芳宏
 任期は2025年3月28日~2027年3月までの2年間です。

5.2026年研究報告会・シンポジウムについて
 伊藤事務局長より、来年度の研究報告会は、2026年3月に鳥取大学を会場として開催予定であることが報告されました。また藤原辰史企画委員長より、来年度のシンポジウムは農村メディアをテーマとして準備を進めることが報告されました。あわせてオルガナイザーの安岡健一会員から趣旨説明がありました。

6.長期滞納者への対応について
 伊藤事務局長より、(1)2024年3月に学会規約を改正し退会規定が設けられたこと、(2)2025年3月時点で滞納4年以上の会員数が29名であること、(3)会費が納入されない場合、上記(2)の会員は2026年3月をもって退会となる旨の報告がありました。

7.その他
 白木沢会長より農業経済学関連学会協議会について報告がありました。


過去の研究報告会

           
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