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日本農業史学会

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研究報告会

    April 2019: 日本農業史学会2018年研究報告会および総会についての報告

 2019年の研究報告会および総会が、2019年3月29日(金)に筑波大学東京キャンパス文京校舎 (120講義室、116講義室)において開催されました。

Ⅰ 研究報告会

 研究報告会は、約70名の参加をえておこなわれました。報告者と報告テーマは、次のとおりです(敬称略)。

1.個別報告(9:00~12:45)
【A会場: 120講義室】
  • 第1報告
    下村明徳 (東京農業大学大学院)「津田仙・学農社の人的系譜 -学農社社員池田次郎吉と早稲田農園を中心に-」
  • 第2報告
    徳山倫子 (京都大学研究員)「戦間期における農会立女学校の設立・指導理念と教育内容-各県農会報を題材として-」
  • 第3報告
    大栗行昭 (宇都宮大学)「初期産業組合の区域と設立者」 
  • 第4報告
    坂口正彦 (大阪商業大学)「近代日本の郷蔵-滋賀県一村落の地主小作関係-」
  • 第5報告
    齋藤 邦明 (和光大学):「農地改革後の農業開発株式会社の設立構想とその挫折-石黒忠篤関係文書を利用して-」
【B会場: 116講義室】
  • 第1報告
    高燎(北京大学大学院)「近代以降における東アジア昆布ロードの変容」
  • 第2報告
    森山浩光 (放送大学)「ベトナム北部における酪農業の存立条件と発展の歴史-ハノイ市バヴィ県を対象とした酪農業発達史-」
  • 第3報告
    都留俊太郎(京都大学非常勤講師)「社会史からみた二林蔗農事件-日本統治期台湾農民運動の再検討-」
  • 第4報告
    阿部友香(大谷大学)「農業奉公における労働を通じた「障害者」の包摂-山形県庄内地方の若勢に着目して-」
  • 第5報告
    李海訓(東京経済大学)「スマート農業の技術論的位置づけ-中国と日本の事例から-」
2.シンポジウム(13:45~17:45)

シンポジウム・テーマ: 国家統制と農業・食糧-社会主義農業とは何だったのか-」

・趣旨説明: 白木沢旭児(北海道大学)

  • 第1報告
    野部公一(専修大学)「ソ連の農業政策・食糧政策-経済外強制から経済的刺激へ-」
  • 第2報告
     松村史穂(北海道大学)「中華人民共和国の食糧統制と農業集団化-1950年代半ばを中心に-」
  • 第3報告
     足立芳宏(京都大学)「農業・食糧統制から社会主義建設へ-東ドイツ農業の戦後史-」
  • 第4報告
     永江雅和(専修大学)「戦後日本農村における食糧統制と民主化 1945-1970」
  • コメント:坂根嘉弘(広島修道大学)
  • ・質疑応答:16:50-17:30

Ⅱ 総会

・最初に加藤衛拡会長の挨拶がありました。
1.会務報告
①佐藤編集長より、『農業史研究』第53号が刊行された旨の報告がありました。
②橋本直史理事より、研究会の会員数について、2018年3月現在196名(正会員150名、学生 46名)であるという報告がなされました。

2.会計報告
①2018年度日本農業史学会会計報告
 橋本理事より会計報告が、大栗行昭監事より会計監査報告がなされ、総会での承認を得ました。なお教室使用料の値上がりに伴い、来年度より大会参加費を徴収する方向で検討する旨であることが伝えられました。
②2018年度日本農業史学会賞経理報告
 橋本理事より経理報告が、大栗理事より同監査報告がなされ、総会での承認を得ました。

3.日本農業史学会賞
 庄司俊作学会賞担当理事より、今年度は日本農業史学会賞は応募がなかったこと、日本農業史学会奨励賞の対象論考についても該当せずとの結論であったことが報告されました。

4.理事会にて新会長に坂根嘉弘理事が選出されたことが報告されました。任期は:2021年3月までです。

5.新理事・新監事の承認について:
 加藤会長より、大鎌、野田、橋本、加藤の各理事が退任し、新たに大栗会員が理事に加わること、また大栗監事に代わり加藤会員が新たに監事になることが提案されました。これに伴い以下の会員が次期の理事・監事として承認されました。
任期は2021年3月までです。
(新理事)(五十音順)
足立芳宏、阿部英樹、伊丹一浩、板垣貴志、伊藤淳史、大栗行昭、大瀧真俊、菊池智裕、坂根嘉弘、佐藤正志、庄司俊作、白木沢旭児、田代正一、玉真之介、永江雅和、中川雄二、野本京子、藤原辰史、湯澤規子
(新監事) 加藤衛拡

6.足立事務局担当理事より、「購読会員」を「団体会員」に名称変更する趣旨から、学会規約第5条3、および第7条3を下記のように改正することが提案され、承認されました
・第5条3. 団体会員 本会の目的に賛同し、本会の定期刊行物を講読する法人、またはその他の団体。
・第7条3: 団体会員 3,000円

7.白木沢旭児企画担当理事より、来年度のシンポジウムは「移植:アジア太平洋における日本の砂糖ネットワーク」(仮題) 」をテーマとして準備を進めることが報告されました。あわせてオルガナイザーの森亜紀子会員から趣旨説明がありました。

Ⅲ 懇親会

・総会の後、イタリア料理店「トラットリア ラ・クローチェ」にて懇親会を行った。。

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