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日本農業史学会

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研究報告会

    Julyl 2020: 日本農業史学会2018年研究報告会および総会についての報告

 新型コロナ・ウィルス感染症(COVID-19)により延期されていた2020年の研究報告会(延期大会)および総会が、2020年7月18日(土)にオンライン(京都大学農学部)において開催されました。

Ⅰ 研究報告会

 研究報告会は、約70名(受付数:オンライン57名+実出席13名)の参加をえておこなわれました。報告者と報告テーマは、次のとおりです(敬称略)。

1.個別報告(9:00~12:45)
  • 第1報告
    中田 吉英(京都大学大学院)「近世後期から近代の京都商家における冠婚葬祭の供応食の変遷―大黒屋杉浦家を事例として―」
  • 第2報告
    坂口 正彦(大阪商業大学)「近代日本の都市近郊村落における「むら仕事」-滋賀県神崎郡五峰村-」
  • 第3報告
    井上 将文(北海道大学大学院) 「戦前期北海道における酪農構想の確立-移民政策の視点から―」
  • 第4報告
    冨田 敬大(立命館大学)「社会主義モンゴルにおける牧畜の産業化と地方社会―乳・乳製品の生産・流通・消費を中心に―」
  • 第5報告
    伊藤 淳史(京都大学)「第1次PL480タイトルI協定をめぐる日米交渉: 1954-55年」
2.シンポジウム(13:45~17:45)

シンポジウム・テーマ: 太平洋世界における近代糖業と帝国:移植Transplantation

 司会:藤原辰史(京都大学)
 趣旨説明 :森 亜紀子(同志社大学)

  • 第1報告
    マーティン・デューゼンベリ(チューリッヒ大学)「『我が身はどこへ流るやら』―グローバル・ヒストリーの視点からみたハワイに初めて渡った日本人移民の労働構成―」
  • 第2報告
    飯島真里子(上智大学) 「二つの帝国と近代糖業―ハワイと台湾をつなぐ移動者たち―」
  • 第3報告
    坪田=中西美貴(大阪経済法科大学・客員研究員)「帝国の農業労働者―台湾近代糖業のなかの日本人―」
  • 第4報告
    森 亜紀子(同志社大学)「日本統治下北マリアナ諸島における近代糖業の構築過程を再考する―トランスパシフィック・スタディーズの視点から―」
  • コメント:平井 健介(甲南大学)、安岡健一(大阪大学)
  • 質疑応答:

Ⅱ 総会

・最初に坂根嘉弘会長の挨拶がありました。
1.会務報告
①田代正一編集長より、『農業史研究』第54号が刊行されたこと、同第53号のJ-StageのUpの完了が完了したこと、また同第55号の編集に関して、大会延期および新型コロナウィルスによる影響を考慮し、投稿締切は8月末から9月末に1ヶ月延長したことが報告されました。
②板垣貴志組織・財務担当理事より、本学会の会員数について、2020年3月末現在194 名(正会員 150 名、学生会員 44 名)であるという報告がなされました。

2.会計報告
①2019年度日本農業史学会会計報告および2019年度日本農業史学会賞経理報告
 板垣理事より会計報告および学会賞経理報告が、加藤衛拡監事(足立事務局長代読)より同会計監査・経理監査報告がなされ、総会での承認を得ました。
②板垣理事より2020年度の学会予算について説明と提案がなされ、総会での承認を得ました。

3.日本農業史学会賞
 玉真之介学会賞担当理事(足立事務局長代読)より、2019年度の学会賞について、2020年4月2日開催の理事会決定にて、萬代悠会員の『近世畿内の豪農経営と藩政』(塙書房、2019年)に授与されたこと、およびその選考理由に関する報告がありました。報告に続いて坂根会長よる表彰が行われました。

4.来年度のシンポジウムについて
 白木沢旭児企画担当理事より、来年度のシンポジウムは、茨城大学農学部を会場として、戦後(現代)農業関係資料の保存と利用をテーマとして準備が進められていることが報告されました。あわせてオルガナイザーの安岡健一会員より趣旨説明が、開催予定校(茨城大学)の伊丹一浩理事より準備状況が報告されました。


Ⅲ 懇親会

・新型コロナウィルス感染症に伴うオンライン大会のため懇親会は開催されませんでした。
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