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日本農業史学会

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研究報告会

    March 2022: 日本農業史学会2020年研究報告会および総会についての報告

 2022年の研究報告会および総会が、2022年3月28日(月)にオンラインにて開催されました。

Ⅰ 研究報告会

 研究報告会は、約50名の参加をえておこなわれました。報告者と報告テーマは、次のとおりです(敬称略)。

1.個別報告(9:00~12:35)
  • 第1報告:加藤 はるか(立正大学非常勤講師・大阪市立大学UCRC研究員)「中世後期イングランド湖水地方の農村景観と混合農業―トラウトベック村を例に―」
  • 第2報告:伊丹 一浩(茨城大学)「フランス・オート=ザルプ県における製酪組合普及の動きと性格変化―19世紀中葉から20世紀初頭―」
  • 第3報告:井上 将文(北海道大学)「昭和戦前期における勇払原野開発と酪農経営―北海道苫小牧町・安平村を中心に―」
  • 第4報告:伊藤 淳史(京都大学)「第3次・第4次PL480協定をめぐる日米交渉―1956~57年―」
2.シンポジウム(13:30~17:00)

シンポジウム・テーマ: 食の貧困をめぐる近現代史―「食べられない」の変容と地域性―

・司会・藤原辰史
・座長・趣旨説明 :大瀧真俊(名城大学)

  • 第1報告:中山大将(釧路公立大学)「食の〈質〉的貧困と合理性―樺太米食撤廃論から考える食の〈自由〉と食の〈正義〉―」
  • 第2報告:小濱 武(沖縄国際大学)「戦後アメリカ統治期沖縄の給食事業」
  • 第3報告:原山浩介(日本大学)「食をめぐる「平等」の変容:帝国/国家のなかのコメを考える」
  • コメント1:湯澤規子(法政大学)
    コメント2:大瀧真俊(名城大学) 
  • 質疑応答

Ⅱ 総会

・最初に白木沢旭児会長の挨拶がありました。
1.会務報告
①伊藤淳史編集担当理事より、『農業史研究』第56号が刊行されたこと、同第55号のJ-StageのUpが完了したこと、およびEBSCOhost登載について報告がなされました。また投稿規定5について、投稿の利便性向上のため電子投稿に変更するとの趣旨により、「完成原稿とそのコピー3部、およびその電子ファイル」を提出するという規定を、「完成原稿の電子ファイル」の提出とする改正をすることにしたことが理事会で承認されたことが報告されました。
②板垣貴志組織・財務担当理事より、本学会の会員数について、2022年3月現在195 名(正会員 150 名、学生会員 45 名)であるという報告がなされました。(昨年度より1名増です。))

2.会計報告
①2021年度日本農業史学会会計報告および2021年度日本農業史学会賞経理報告
 板垣理事より会計報告および学会賞経理報告が、坂根嘉弘監事より同会計監査・経理監査報告がなされ、総会での承認を得ました。
②板垣理事より2022年度の学会予算について説明と提案がなされ、総会での承認を得ました。

3.日本農業史学会賞
 玉真之介学会賞担当理事(白木沢会長代読)より、2021年度の学会賞について、学会賞については本年度の受賞はなかったこと、また、2021年3月25日開催の理事会決定により、奨励賞が井上将文「戦前期北海道における酪農政策体系の確立-拓殖政策の視角から-」『農業史研究』55号(2021)に授与されたこと、およびその選考理由に関する報告がありました。報告に続いて白木沢会長よる表彰が行われました。

4.新理事の承認について
 白木沢会長より、田代正一理事が退任し、新たに坂井教郎理事とすることの提案がなされ、承認されました。任期は田代理事の残任期間である2022年3月29日~2023年3月までの1年間です。あわせて田代編集長の後任として阿部英樹理事を編集委員長とすることが報告されました。

5.会長の選出方法について(報告)
足立芳宏事務局長より、オンライン形式による理事会開催が可能となったことにより、次期より、会長は旧理事会の互選ではなく新理事会の互選により選出することが、理事会で承認されたことが報告されました。

6.2023年研究報告会・シンポジウムについて
 白木沢会長より、来年度の研究報告会は3月20日(月)に青山学院大学もしくは法政大学を会場として開催する予定であること、また藤原辰史企画委員長より、来年度のシンポジウムは、小濱理事を中心に、沖縄農業に関するテーマを軸として準備を進める予定であることが報告されました。

7,協同組合図書資料センター所蔵資料の保存について
 白木沢会長より、昨年度の議論された協同組合図書資料センター所蔵資料の移管場所に関して、その後の経過について報告がありました。また農業経済関連学会協議会において、農業史学会長と協同組合学会長の連名で、同報告を行ったとことです。

Ⅲ 懇親会

・新型コロナウィルス感染症に伴うオンライン大会のため、前々回、前回に引き続き懇親会は開催されませんでした。
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