日本農業史学会

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研究報告会

April 2011 日本農業史学会2011年度研究報告会および総会についての報告

2011年度の研究報告会および総会が、2011年6月11日(土)に東京大学農学部1号館4番教室(第1会場)・5番教室(第2会場)において開催されました。当初は3月開催予定でしたが、東日本大震災のために延期されました。

Ⅰ 研究報告会

研究報告会は、54名の参加をえておこなわれました。報告者と報告テーマは、次のとおりです(敬称略)。

1.個別報告(午前9:00~)

第1報告 9:30~10:20
第2会場 「戦後日本の生活改善普及事業における農政と普及員の論理」
岩島 史(京都大学大学院)
第2報告 10:25~11:15
第1会場 「牛(肉)移輸入本格化にかんする分析―肉質の差異に注目して―」
野間万里子(京都大学大学院)
第2会場 「戦時自作農創設維持事業と農民的土地投資―小農の経営的発展の条件に着目して―」
齋藤邦明(東京大学大学院)
第3報告 11:20~12:10
第1会場 「水田地帯における野菜生産の発展と地方種子小売商の近代化-新潟県北蒲原郡高橋仁七種苗店を事例に-」
阿部希望(筑波大学大学院)
第2会場 「近世南関東農村における潰百姓――本百姓体制と百姓株の管理――」
戸石七生(東京大学大学院農学特定研究員)
第4報告 13:00~13:50
第1会場 「北樺太森林資源開発と南樺太林業―1917年ロシア革命から1938年までを中心に―」
中山大将(京都大学大学院文学研究科GCOE研究員)
第2会場 「近代日本における麦稈真田業」
神立春樹(岡山大学名誉教授)

2.シンポジウム(午後14:00~)(第2会場)

共通論題:「戦前期長野県養蚕業と地域―小県郡と下伊那郡」
座長 井川克彦(日本女子大学)
趣旨説明 井川克彦(日本女子大学)

第1報告 「明治前期における飼育蚕品種と飼育法―上田小県地方を中心に」
土金師子(日本女子大学大学院)
第2報告 「両大戦間期・下伊那地方の組合製糸と地域経済」
田中雅孝(長野県松川高校)
第3報告 「近現代下伊那農村社会の特質」
坂口正彦(飯田市歴史研究所調査研究員)
コメント
松村敏(神奈川大学)

Ⅱ 総会

(1)庶務報告

①『農業史研究』第45号が刊行された旨の報告がありました。
②研究会の会員数について、2010年3月現在180名(10機関を含む)であるという報告がなされました。

(2)日本農業史学会賞

大鎌邦雄学会賞担当理事より、下記の報告がありました。
日本農業史学会賞:該当者なし
日本農業史学会奨励賞:阿部希望(筑波大学大学院)、野間万里子(京都大学大学院)
報告に続いて、表彰を行ないました。

(3)会計報告

①2010年度日本農業史学会会計報告
岩本純明監事の監査を経て会計報告がなされ、総会での承認を得ました。
②2010年度日本農業史学会賞経理報告
同じく、岩本純明監事の監査を経て経理報告がなされ、総会での承認を得ました。

(4)規約改正について

清水洋二会長より「日本農業史学会規約」改正が提案され、承認されました。

(5)新理事・監事が報告されました(敬称略)

<北海道>白木沢旭児、<東北>玉真之介・大鎌邦雄、<関東>加藤衛拡・伊丹一浩・井川克彦・野本京子・中川雄二・戸石七生・松本武祝、<中部>阿 部英樹、<関西>野田公夫・足立芳宏・伊藤淳史・大瀧真俊・庄司俊作・佐藤正志、<中・四国>坂根嘉弘、<九州>田代正一・渋谷義夫、<監事>岩本純明

(6)新理事会において野本京子理事が指名された旨、報告がありました。

Ⅲ 懇親会

総会の後、懇親会を開催しました。

Ⅳ その他

1)2012年度大会は、九州大学にて開催の予定です。
2)第11回日韓中国際農業史大会は、9/18~19に東京農業大学オホーツクキャンパスにおいて開催予定です。奮ってご参加ください。

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