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日本農業史学会

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研究報告会

May 2015 日本農業史学会2015年度研究報告会および総会についての報告

2015年度の研究報告会および総会が、2015年3月27日(金)に東京農工大学府中キャンパス農学部第1講義棟12号において開催されました。

Ⅰ 研究報告会

研究報告会は、55名の参加をえておこなわれました。報告者と報告テーマは、次のとおりです(敬称略)。

1.個別報告(9:10~)
  • 第1報告
    白井泉(日本経営史研究所)「林檎と米の労働力競合時における林檎栽培農家の対応―戦前期青森県津軽林檎産地を事例として」
  • 第2報告
    都留俊太郎(京都大学大学院)「植民地期台湾の製糖会社による甘蔗栽培技術改良―「埋め込まれた甘蔗作」の視点から―」
  • 第3報告
    大瀧真俊(日本学術振興会特別研究員)「戦時下の軍馬動員と東北農業経営―馬産経済実態調査の分析から―」
  • 第4報告
    小濱武(東京大学大学院)「琉球政府米穀政策の展開―1960年代中盤における「適地適作」政策の検討―」
  • 第5報告
    藤原辰史(京都大学)「第一次世界大戦期農村の女性たち―ドイツを中心に」
  • 第6報告
    三好豊(愛媛大学大学院)「戦後初期、開拓増産隊実験基地農場の建設における満洲農法導入への諸契機の解明-武田寛のライフ・ヒストリーより-」
2.シンポジウム(14:20~)

シンポジウム・テーマ:農家・農村の戦後と高度成長を穿つ―移動と女性と高齢者―

趣旨解題・座長:庄司俊作(同志社大学)

第1報告:奥井亜紗子(京都女子大学)
「学歴主義の浸透と農村-都市移動―兵庫県篠山市同郷団体会員調査をもとに―」
第2報告:岩島史(日本学術振興会特別研究員/明治大学)
「高度成長期農村における生活とジェンダー規範の変容―京都府丹後地域を事例に―」
第3報告:安岡健一(飯田市歴史研究所)
「高度成長期地域社会における高齢者の研究―その課題と展望―」

コメント:伊藤淳史(京都大学)

Ⅱ 総会

(1)庶務報告

①『農業史研究』第49号が刊行された旨の報告がありました。
②研究会の会員数について、2015年3月現在199名(11機関を含む)であるという報告がなされました。

(2)日本農業史学会賞
野本京子学会賞担当理事より、下記の報告がありました。
日本農業史学会賞:安岡健一さん(飯田市歴史研究所)『「他者」たちの農業史―在日朝鮮人・疎開者・開拓農民・海外移民―』京都大学学術出版会、2014年。
日本農業史学会奨励賞:池本裕行さん(日本学術振興会特別研究員)「経済的先進地における天保クライシスの実態と特質―紀州藩領を事例として―」『農業史研究』48号。
報告に続いて、表彰を行ないました。

(3)会計報告
①2014年度日本農業史学会会計報告
岩本純明監事の監査を経て会計報告がなされ、総会での承認を得ました。
②2014年度日本農業史学会賞経理報告
同じく、岩本純明監事の監査を経て経理報告がなされ、総会での承認を得ました。
③学会会計繰越金のうち、20万円を学会賞経理基本財産に、20万円を日中韓農業史学会国際大会のための特別会計(新設)にそれぞれ移管する旨の提案が事務局からあり、承認されました。

(4)新理事・監事が紹介されました(敬称略)。
<北海道>白木沢旭児、<東北>大鎌邦雄・菊地智裕、<関東>伊丹一浩・大瀧真俊・加藤衛拡・戸石七生・中川雄二・野本京子・松本武祝・湯澤規子、<中部>阿部英樹、<関西>足立芳宏・伊藤淳史・佐藤正志・庄司俊作・野田公夫・藤原辰史、<中・四国>坂根嘉弘・玉真之介、<九州>田代正一、<監事>岩本純明

(5)新理事会において庄司俊作理事が新会長に指名された旨の報告があり、総会での承認を得ました。

Ⅲ 懇親会

総会の後、懇親会を開催しました。

Ⅳ その他

1) 2016年度大会は、秋田県立大学にて開催の予定です。
2) 第13回日韓中国際農業史大会は、2015年5月22~25日に中国南京市(南京農業大学)において開催されます。
3) 第14回日韓中国際農業史大会は、2016年9月に日本・京都で開催の予定です。

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