日本農業史学会

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研究報告会

April 2007 日本農業史学会2007年度研究報告会および総会についての報告

2007年度の研究報告会および総会が、去る3月28日(水)に、沖縄国際大学5号館1階106教室において開催されました。

Ⅰ 研究報告会

研究報告会は、40名の参加者をえておこなわれました。報告者と報告テーマは次の通りです。

1.個別報告(午前9:30~)

第1報告 「宗門改帳と世帯――幕末南関東における隠居と百姓株――」
戸石七生(東京大学大学院)
第2報告 「満州開拓から戦後開拓へ」
安岡健一(京都大学大学院)
第3報告 「戦前期日本農村における農業保険の受容過程――埼玉県農家保険組合を事例として――」
小島庸平(東京大学大学院)

2.シンポジウム(午後13:30~)

共通論題:「近代沖縄農業史の再検討」
司会 庄司俊作(同志社大学)
第1報告 「糖商資本の黒糖流通支配について」
澁谷義夫(南九州大学)
第2報告 「近代沖縄の土地問題―ウェーキ=シカマ関係について―」
来間泰男(沖縄国際大学)
第3報告 「農業経営と生産力水準について」
仲地宗俊(琉球大学)

Ⅱ 総会

(1)庶務報告

①『農業史研究』第41号が刊行された旨の報告がありました。
②研究会の会員数について、2007年3月現在165名(9機関を含む)であるという報告がなされました。

(2)日本農業史学会賞 本年度は、推薦論文がありませんでした。
(3)会計報告

①2006年度日本農業史学会会計報告
平野綏監事の監査を経て会計報告がなされ、総会での承認を得ました。
②2006年度日本農業史学会賞経理報告
同じく、平野綏監事の監査を経て経理報告がなされ、総会での承認を得ました。

(4)新理事・監事が紹介されました(敬称略)。

<北海道>白木沢旭児 <東北>玉真之介・大鎌邦雄 <関東>加藤衛拡・伊丹一浩・井川克彦・野本京子・中川雄二・松本武祝 <中部>阿部英樹 <関西>野田公夫・庄司俊作・佐藤正志・足立芳宏 <中・四国>坂根嘉弘 <九州>田代正一・渋谷義夫
<監事>岩本純明

(5)新理事会において野田公夫理事が新会長に指名された旨、報告されました。
(6)林業経済学会などが主催する研究会「国有林史料の保存と活用にむけて」(2007年5月19日開催)の共催団体となる旨の報告がありました。

Ⅲ 懇親会

大会終了後、懇親会を開催いたしました。参加者は、30名でした。

Ⅳ その他

2008年度大会は宇都宮大学にて、3月末に開催の予定です。

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